ホープ

日記

2023/07/27良い文が書けない

必死に求愛する蝉の声。規則的な鳩の声。野球をする少年の声。風の吹く音。私の足音。

バイト帰りに夏を感じ、思わず録音してみた。

こんなに「夏の夕方」な音はなかなか録れないだろう。

季節を感じる音って素敵だ。

例えば冬だったらどんな音になるだろう。

風が通る音くらいしか思い浮かばない。

札幌なら、ザクッザクと雪を踏み歩く音でも冬を感じるが、そこまでの雪は東京じゃなかなか降らない。

冬にも覚えていたら、冬らしい音を録音してみよう。

 

最近お腹が空いて仕方がなかったが、朝にコーヒーを飲むことで軽減されたかもしれない。

わからない。今日がたまたまお腹の空かない日だっただけかもしれない。

明日もコーヒー飲んでみよう。

 

小説を書き進めている。

良い文が全く書けない。

私は文章が好きで、小説が好きな理由の一つにも、構造的な文章の連なりを読むのが楽しいというのがある。

そして小説を書きたいという気持ちの70%くらいは「良い文を書きたい」という気持ちで構成されている。

だからこそ、良い文が書けないのは辛い。

言葉が出てこない。

ここで練習しようかな。

 

『その男の中に、私は過去の自分を見た。

きっと誰も俺のことをわかるまいと、そう断じて気持ちを閉じる弱さ。

自分を開示して傷つくのが怖いから、攻撃されてもいないのに防具で身を固める臆病な心。

私の感じたそれが本当の彼の姿なのかは怪しい。

しかし、そんな彼を、過去の自分のような香りを身に纏った彼を、愛おしいと思えた。そのことは間違いなく私にとって喜ばしいことなのだった。』

 

うーん。全然好きな文章じゃない。

だめだ。本を読みます。

柴田聡子の詩集読み直して元気だそう。