ホープ

日記

2023/07/23『いっぱしの女』を読んだ

今日はお友だちに会って、就活の相談をさせてもらった。

福祉系の職に就くかどうか。福祉職に就くのならどこに就職するか。

とても参考になったし、自分の考えもまとまってきた。

とりあえずは福祉職で考えようかな。

応募先もなんとなく固まってきた。

児童発達支援のところも見てみようかな。

 

病院の待ち時間、移動時間と、空いている時間で本を読んだ。

氷室冴子先生のエッセイ『いっぱしの女』。

女として感じることについての記述も多く、興味深かった。

昔の本なので、うーんという表現もあったが、今もご存命であればまた違った表現の仕方をされていたんだろうなと思う。

勝手に読者(私)が「この人は自分の味方」だと思えるような本だった。

 

読者が勝手にそう思う本って、すごく良いものだと思う。

本の良いところは、その記述だけで世界が完結しているところだ。

たとえ作者が後から「ここで書いているこれにはこういう意味があって〜」と言ったところで、本の中に書かれた言葉はその言葉以上の意味を持たない。

だからこそ、読者はその本を読んで勝手に記述以上のことを読み取り、勝手に「わかった」気になって、味方だと思いこむ。

本のそういう寛容なところが好き。

 

なんて素敵にジャパネスク』の漫画を読んでいたくらいで氷室冴子先生について知っていることはほとんどなかったが、一気にファンになっちゃったな。

著作を読みたい。